ツミブカキヒト
自己弁護
欺瞞
(
ぎまん
)
そんな言葉が脳を支配してから
罪悪感そのものに罪悪感を持つようになった
どんな感情にも どんな行動にも
それは付随するのだと諦めがついた
愚かな行為を罪と名付け
罪悪の終焉を求めるならば
それは 現実を曖昧にするほどに
それは 悲嘆を甘露に仕立てるほどに
より重くより強大なモノでなくてはならない
呼吸をする理由にさえ罪の名を被せ
執行人なき罪状に裁かれたがる
罪深きヒトよ
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