ツブレタオモイ


定められた運命のように

抗えない力でゴロゴロと

下り坂から崖下へと

緩やかに堕ちて行く

甘受させるのは君の笑顔

僕が君を見失った時には  

また笑顔で拾い上げて

いつしか君は此処にいて

私の手をとってくれた

でも気づけば君はいなくて

沈む夕日が私を嘲笑う

刹那に揺れる背徳のオレンジは

僕の心を軽々と握り潰す



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