四角いワレモノがいくつもついた コンクリートのジャングルを 一匹の黒猫が我が物顔で今日もゆく コドクというなの孤独な黒猫 自慢のシッポをピンと立て 孤独なコドクは今日もゆく スーツに身を包んだ人間様を 下から見上げて鼻で笑ってひたすら歩く 冷たい鉄の箱が猛スピードで駆ける道 猫の世界じゃ大きな国境 そんなことにも知らん顔 孤独なコドクは今日もゆく 彼に詰め寄る仲間はいない 魚屋のじいさんにマグロをもらい 肉屋のばあさんに豚肉もらう 彼にはそれが唯一の贅沢で 留まる所も無ければ ゆく宛ても無い ネズミと戯れブチ猫とケンカ 常勝無敗は彼の孤独を物語る 明日は3丁目の 八百屋のじいさんのところへ・・・ コドクという名の孤独な黒猫 自慢のシッポをピンと立て 孤独なコドクは今日もゆく |
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