雲の上に干からびた僕



君が見る景色が美しいと思った

この世界が見渡せる 君が羨ましいと感じた

「どうやったら空を飛べるの?」

君は 小さく笑って言う

「そこから出ておいて」

ここから見えるものが

この世界のすべてだと思っていた

穴の中からみえる丸い空だけが

この世界の空なのだと思っていた

穴から出てみると

とても広い世界が広がっていた

「ようこそ」

そう言った君の背中に

翼などついてはいなかった

雲の上に干からびた僕----




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