ツバメが低く飛ぶ日
もう辞めようと思った
全てから逃れたいと思った
漠然とし過ぎてて
何に対してそう思うのかすら
何もわからなかった
早すぎる朝の風が
私をさらに奥へと追いやる
溢れそうになる虚無を
あくびのせいにして
溜め息をついて噛み殺した
私の心を映したように
今にも泣き出しそうな空から
涙より先に落ちてくる冷たい水
泣きたくなる日
泣けない日
ツバメが低く飛ぶ日
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